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ジャケットの袖ボタンのデザインについて

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皆さまこんにちは!

オーダースーツSADA立川店です!

今日はスーツのジャケットの袖に付いているボタンについて!

実際この袖についてるボタンは使うことはない、飾りのボタンなのですが・・・

よく何のために付いているのか?聞かれることが多いです(笑)

これは先ほどにもありました通り、袖口のボタンは飾りの意味合いが強く実用性はありません。

では何でここにボタンを付けるようになったのか・・・

所説ありますが、有名なのはナポレオンがロシアへ遠征を行った際、あまりの寒さに兵士が鼻水を軍服の袖で拭うので、これをみっともないと思ったナポレオンは軍服の袖にボタン飾りを付けて拭えないようにした・・・という本当かどうかわからないですが、面白い説があります(笑)

スーツのルーツは軍服にあるというのは事実ですから、あながち嘘ではなさそうですよね。

あともう一つの説もご紹介。

昔は上流階級の洋服だったスーツ・・お医者さんもその一人でしたがジャケットを着たまま診察をするために袖にボタンを付けて開くようにして、腕まくりしやすくしたという説・・・

動きやすさよりも、スーツを着る事の方が大事だとは・・・理解しがたいですが・・・まぁそういう時代だったんでしょうか?詳細は分かりませんが(笑)

この袖ボタンですが最近の一般的な仕様は男性は4個~3個、女性は3個~2個がよく見るデザインです。

もちろんオーダーですから、5個というご注文もたまに承りますが、1個増えただけでわりと多く感じて少し装飾という雰囲気が強くなります。

並べて見てみると結構印象違いますよね!これは4つ~1つを集めてみました!

こちらが一般的なメンズの仕様です↓

ちなみに右側の袖のボタンホールは「開き見せ」というフェイクのボタンホールが刺繍で入ってます。

左側は「本開き」「本切羽」などというちゃんとボタンホールが空いていて、ボタンの開け閉めができる仕様です。(+2,200円)

さらにレディースの仕様がこちら↓

右側の薄いグレーの方は2つボタン。そして左側の濃い茶色の方はなんと一つボタンです!

実はあまりメンズでは見られない仕様ですが、レディーススーツでは1つボタンも多くあります!

1つの場合、中ボタンというジャケットの打ち合いのボタン(中央のお腹周りで留める大き目のボタン)が袖に付いてきます。

ぽこっと大きいボタンがついてかわいらしいですよね!

ボタンが少ないメリットとしてはボタン同士が擦れずに済むのでうるさくないです(笑)

特に左側のジャケットに付いているメタル金ボタンは実はちゃりちゃりうるさいです(笑)

やはりボタンが少ないほうがあっさりしたデザインになり、多い方がよりデザイン性のある洗練された印象に感じます。

是非お作りの際は袖のボタンにも注目していただければと思います!