スーツの一番下のボタンは開ける
皆さまこんにちは。
オーダースーツSADA立川店です。
今日はスーツにまつわる小話を一つ・・・。
すでにご存じの方も多いですが、
「スーツのジャケットの一番下のボタンは外す」というマナー。
これは『アンボタンマナー』といい、現代のスーツにおいてはほぼ一般的に普及しているマナーと言えます。
ちなみに最初から開けていたわけではなく、20世紀初頭から徐々に広まったマナーだそうです。
由来はいろいろあるようですが、イギリス国王エドワード7世の話が有名です。
所説ありますが、エドワード7世が美食家でふくよかな体型の為、一番下のボタンを開けるようになったとか、うっかり閉め忘れてしまいそれを見た周りの人々が王に恥をかかせない為にわざと開けるようになったなど、いろいろあるようです。
由来と関係があるかは確かではないですが、このマナーはメンズスーツに見られるマナーですのでレディーススーツには適用しない場合が多いです。
レディーススーツでは一番下のボタンは留めても留めなくても構わないとされているようですね。
さて、一番下のボタンは開けるというマナーが普及して久しい現在ではジャケットの一番下のボタンはほぼ飾りの意味合いで付いております。
もちろん留めることはできますが、留めてしまうとお腹に変なラインが入ってしまったり、お腹のシルエットが出やすく窮屈になったりしまいます。
それに現在のスーツ一番下は留める仕様には作っていないため、上のボタンに比べて少し外側にズレて作られております。
なのでそもそも留めたらおかしいということですね・・・(;^ω^)
これはジャケット下部の丸いカット部分が綺麗に広がるよう少しズレて付けられていますので、ここのボタンは締めないようにお願いいたします(._.)
ちなみにベストも同様、一番下は開けてください。
「スーツの一番下のボタン(ジャケットもベストも)は開ける!!」と覚えていただければ幸いです!
これからも皆さまの気になっていることを発信していきたいと思いますので、
オーダースーツSADA立川店をよろしくお願いいたします(^^)/