黒のスーツと「ビジネス」-富山店ブログ-オーダースーツSADA

皆様こんにちは。

全国的に梅雨入りをしてジメジメな日々が続いておりますが、この時期のいつも「日本って四季以上に季節ないか？？？」と感じているのはわたくしだけですかね？皆様はいかがお過ごしでしょうか？

前回、ブラックスーツについてのお話をさせていただきましたが、

黒自体は馴染みのある色なので普段着等にもお使いいただいている方は沢山いらっしゃるかと思います。慣れた色なのでそのままビジネススーツとしてもお使いになってる方もいらっしゃるかと思いますが、

実は黒のスーツを着こなすのは難しい色なんです！！

ブラックスーツとは違い通常のスーツの方が明るい黒ではありますが、ビジネスの場合では職場や顧客に対しての配慮も必要になってくるかと思います。

諸外国では「黒」は「フォーマル」「喪服」の色という認識が強く、マイナスな印象を持っている方が多いのでビジネスシーンのスーツとして使われる色ではないそうです。

逆に日本ではリクルートスーツから黒のスーツの馴染みがありますが、やはり「リクルート」「若い方が着用する色」のイメージが強いので、年配の方が着用すると頼りなく見えてしまう事もありますし、今の時期だと黒は熱を吸収する色でもあるので、相手に「暑苦しい…」と不快感を与えてしまう事もあります。

黒は自身も強調する色でもあるので相手に対して硬さや威圧感を与えてしまう事もあるので、相手に重い緊張感を与えてしまったり等、自分の意志とは無関係に相手に悪い印象・影響を与えてしまう可能性があるので着用にはホント注意が必要なんです…

グローバルな場では使われない方が無難ですが、日本の場合はお使いいただける色ですが、黒のスーツを少しでも悪い印象にしない為に

・色のついたシャツやネクタイで季節感を出して柔らかさを出す。

・喪服はゆとりをもたせたサイズ感のスーツが多いので、身体に合わせたシルエットに。

・艶のあるボタンやステッチを入れてカジュアル感を出す。

等など、色々な工夫をしながら黒とお付き合いするのもいいかもしれませんね！

当店でスーツをお作りの際はこのような「色」についてのご相談も喜んでお伺いいたしますのでお気軽に「ビジネススーツ」のご相談をしていただければと思います。