夏：クールビズの落とし穴

皆様こんにちは。

梅雨明けがどんどん発表され、夏が本番を迎えている今日この頃。今年は暑さが続くと言われておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか？

日本の夏の対策としてジャケットを着ないビジネススタイル「クールビズ」が浸透し、当店でビジネススーツをご注文のお客様も約9割がクールビズを採用されてる会社にお勤めとのことで、日本の暑さが過酷なんだと間接的にも実感しております。

確かにシャツ・パンツスタイルは快適ではありますが、最近自分が経験した、見落としがちなこのスタイルの「穴」についてお話ししようと思います。

シャツのサイズは首回りや腕の長さは気になる所と思いますが、意外にも「着丈」は着用されて初めて気づかれる方も多いはず。女性用は短めが多いので、ちょっとの動きで背中からシャツが出ているなんてことのないようにシャツを選ぶ際はしっかり「着丈」も確認する事をおススメします。

シャツの洗濯はこまめにされてるかと思いますが、汚れの中でも気付きにくいのは「日焼け止め」。実は水を弾きやすい成分が多い為、洗濯では落とすことが出来ず、塩素系漂白剤とは相性が悪く、ピンク色に変色を起こしてしまうなんてことも…「日焼け止め」をシャツから落とす際は油分が多いので、油分を落としやすくしてくれる食器用洗剤で洗濯機に入れる前にもみ洗いをしてから洗濯機で洗われるのをオススメします。

最近は細身のパンツが人気ではありますが、実は隙間が少ない分、汗による湿気が外に逃げにくいのでベタベタな着心地になったり、湿気が逃げると同時に熱も逃がしてくれるのですが、熱もそのままとどまってしまうので、不快な着心地の連鎖になりやすかったりといった、着心地の方にデメリットが出やすかったりします。なるべく湿気を逃がしやすいように少し隙間のある太さにされたり、調湿効果のあるウール素材のパンツを選ばれる等しながら、少しでも快適に着ていただければと思います。

サイズや素材についてはオーダーでいろいろ工夫することが出来ますので、長くて6カ月は続くクールビズのスタイルを少しでも快適に過ごされたいという方は是非ご相談いただければと思います。