ジャケットのデザインを知ろう:THE主流!2つボタン1つ掛け
2022年12月13日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(705日)
今日は初めまして。横浜店のスタッフ(45)です。
ジャケットのディテールは大きく分けて2種類。「シングル」と「ダブル」です。
やはり、大体は「シングル」にされる方が多いです。
しかし、「シングル」にも多く種類がありまして、
「1つボタン」「2つボタン1つ掛け」「3つボタン2つ掛け」「3つボタン段返り」など、
ディテールは数限り無くあります。
まず第1弾は「2つボタン1つ掛け」です。
ビジネススーツの定番で、フロントデザインがシングルになっている打合いで、
一番上のボタンを留めて着用します。
スマートな印象にしたいと思っている方・鳩胸などの胸板の厚い方・ふくよかな方・
ベストを着用(いわゆるスリーピース)したい方には特にオススメします。
デザイン上、第1ボタンの位置が低めなので、
まずこのディテールはVゾーン(胸の開き位置)が広く採れる分、楽に着用出来ます。
そして、なによりウエストのシェイプラインがキレイに取れるので、
スマートさを表現しやすい強みがあります。
また小柄・胸板の薄い方が着用する時は第1ボタンの位置をやや高めにすると、
客観的に目線の位置が高くなり、胸板を隠すフォルムになるので厚みのある立体感を
演出出来ますので、華奢な方でお悩みの方は採寸時にでも担当者に相談しましょう。
そして絶対に!無理に!一番下のボタンは留めてはいけません。
第1と第2ボタンの間とお尻周りに不自然なシワが寄って
実にだらしのない見た目になります!ダサい!ダサすぎる!という事になります!
2つボタンのディテールは、ベーシックな分どんなTPOでも対応できる万能なディテール
と言えます。ただ、ベーシックなだけに個性の演出は弱くなるので、
シルエットに個性の演出を求める方(衣装とかを検討しているとか)はご注意あれ。
(でもやっぱり普通のベーシックが1番ですよ!)
では、次回は3ボタンでも。
←To be continued