ジャケットのデザインを知ろう:見た目の印象は、ほぼエリ型で決まる①
2022年12月19日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(700日)
今日は初めまして。横浜店スタッフ(45)です。
今回は、「エリ型」をザックリと。
ジャケットのエリ型は、挙げたらキリがないほど出てきます。
もし興味がありましたら、調べてみて下さい。引くほど出てきます。
まず、エリは「上エリ(カラー)」と「下エリ(ラペル)」でパーツが分かれています。
そしてそこの間で切り替えを作る線を「ゴージライン」と言います。
では、主な種類へ。
①「ノッチドラペル」
シングルジャケットの定番のエリ型です。
既製品の約9割はこの「ノッチドラペル」で仕上げられています。
シーンを選ばない万能選手なので、迷ったらこの型一択で。
②「セミノッチドラペル」
ノッチドラペルよりも、やや下エリの先の角度が上がるディテールです。
ノッチドラペルと見た目には余り変わらないですが、既製品ではほとんど見かける事の無い
型なので、オーダーならではの個性を出したいやブリティッシュな雰囲気で着用したい
と思ったら、「セミノッチドラペル」で行きましょう。
③「ピークドラペル」
ラペルの先が尖ったディテールです。主にダブルブレストスーツやシングルタキシードで
採用されるこのエリ型ですが、この所ビジネススーツに採用されるケースが増えています
たがしかし、見た目にも華やかな印象を与える型なので職種や着用シーンには要注意。
ただ、レディーススーツですと華やかさとシャープさのバランスが丁度良くコーディネート
されるので、レディースのビジネススーツにはおすすめします。
尚、「ピーク」とは「尖った」という意味です。
④「セミピークドラペル」
ピークドラペルよりも下エリの角度を気持ち水平気味にすることで、
華やかさの印象を“やや”抑えたディテールです。
余り知られたエリ型ではないのですが、オシャレかつフェミニンな印象にしてみたい方に
おすすめです。このくらいのディテールでしたら、ビジネススーツにも良いかと思います。
もちろん、フォーマルの席でも問題ありません。
と、言う具合でエリ型をご紹介しました。とりあえず、この4種類を抑えておけば安心です。
次回は、エリの幅とステッチに関してでも。
アルゼンチン優勝おめでとうございます!国民の皆様とファンの皆様にも祝福を!
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