オーダースーツを仕立てる時に重要なサイズ感とは?スーツの選び方について徹底解説します
T様
2022年5月14日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(949日)
スーツを着る上で一番大切なのはサイズ感です。サイズ感の合ったスーツを着ているとシルエットが格好良くなり、自信があるように見えます。しっかり印象を持たれるため、ビジネスをうまく進めるために重要なアイテムになるのです。この記事では、ジャストサイズのスーツを仕立てるためにどんなポイントがあるかを深掘りしていきます。しっかりポイントを押さえて、お気に入りの1着を手に入れましょう。
この度はオーダースーツSADA横浜店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。
サイズ感もバッチリで、格好よくお仕立てさせて頂きました。
似合うスーツはサイズ感で選ぶ!
スーツを着る上で一番大切なのは、色や柄、デザインではなくサイズ感です。同じブランドの同じスーツを着ていても、サイズ感が合っているかどうかで、見た目の印象は全く変わります。
格好良くみられるためだけでなく、ビジネスの相手に対して敬意を払うためにも、自分の体型にジャストフィットするオーダースーツを仕立てるなどして、より良い印象を持ってもらうようにしましょう。
サイズ感で重要なのは、首・肩・胸元・袖・上着丈・胴や腰回り・お尻回り・ズボンやスカートの裾です。大きすぎたり小さすぎたりすると不自然なシワが出てしまい、格好悪くなります。体型にフィットしたスーツはシワなくピシッと着られるため、スタイリッシュに見えて着心地も良いのです。
スーツのサイズはどこで合わせる?【ジャケット】
スーツで、ジャケットは非常に重要なパーツ・アイテムです。「スーツは肩で着る」と言われるように、肩、ひいては上半身がとても重要で、先述のように首・肩・胸元・袖・上着丈・胴や腰回りとサイズ感を合わせるためのポイントが半分以上存在します。
首
上襟が首筋にフィットしていることが大切です。大きすぎると隙間が空いている(襟が抜けている)状態になったり、小さすぎて食い込んでしわになったりしているのは避けましょう。
肩
最も重要なポイントは肩です。肩がスーツを着こなす時の全ての基本になります。サイズが合ってないと、肩の上の部分や二の腕のところに不自然なしわができて不格好になるので注意が必要です。
ジャケットが首から肩のラインと肩幅にフィットしていて、肩に軽くつまめる程度のゆとりが必要となります。日本人の場合は、欧米人と比べて肩が薄くやや前傾気味なので、国内ブランドのオーダースーツの方がよりフィットしやすいでしょう。
胸元
胸元も目立つ場所なので重要なポイントの一つです。ぶかぶかだとタスキじわと呼ばれる縦じわができますし、小さいとボタンを閉めた時につっぱってしまい、襟の部分は浮いてしまいます。
ボタンを閉めた時に、お腹の部分にこぶしが一つ入るぐらいがちょうど良いとされています。
胴回り
ボタンを閉めてシワができない程度がジャストサイズです。ジャケットが小さいと、ボタンを閉めた時につっぱってしまいます。スタイルを良く見せようと細身にする方が多い傾向にありますが、必要以上に絞ってしまうと逆効果です。また、体を大きく見せたくてゆとりを持たせる方もいますが、生地がだぶついてしまってだらしなく見えてしまいます。
袖
袖は、袖口からシャツが1cmから1.5cm程度見えている長さがいいとされています。これは見た目の良さだけでなく、汗をかきやすい手首の皮脂汚れからジャケットを守るという意味合いもあります。
上着丈
上着丈は年代によって流行が変わるので、少し気を付けておきたいところです。最近は短めの丈が流行していますが、本来はお尻がギリギリ隠れる程度の長さになります。
短い方がアクティブな印象を与えますが、相手に不快感を与えないためにも年長の方に合わせる時は長めの着丈にした方が良い場合もあるため、着用するシーンを見極めましょう。実際に50代以上の方の中には、スーツ着用時にお尻を見せることを失礼だと感じる方も少なからずいるようです。
スーツのサイズはどこで合わせる?【ベスト】
ベストのジャストサイズは胸囲+6cmとされています。首の部分はジャケット同様、首筋にフィットしたものを選ぶのがベターです。
丈は、本来はベルトが隠れて見えないぐらいが適切とされていましたが、現代はズボンの股上が浅くなっていて、かつジャケットの丈も短めになっています。以前の基準に合わせると、ベストの丈だけが長くなってしまい不格好になるのです。
現在の流行に合わせるなら、ベルトのバックルは隠れる・横からベルトが見えるぐらいの丈が適しているでしょう。
スーツのサイズはどこで合わせる?【スラックス】
スーツを着て全身をピシッと見せるにはスラックスも重要です。ウエストやお尻のサイズ感、裾の長さがポイントとなります。重要ポイントを押さえて、ジャストフィットのスラックスを着こなしましょう。
ウエスト
ウエストのサイズは、きつ過ぎても動きにくくスラックスに負荷がかかってしまいますし、緩すぎるとベルトを締めた時に不自然なシワがよってしまい不格好になります。
手のひらが入る程度の余裕があり、ベルトが無くても落ちない程度がおすすめです。
ヒップまわり
日本人はお尻のトップのボリュームが欧米人と比べて少ないため、外国のブランドスーツだと合わない場合が多い傾向にあります。お尻の形とスラックスの形とが、なるべく合っていると良いでしょう。
また、最近は股上の浅いものが流行していることもあって、お尻に食い込んで履いている方も散見します。座った時や動いた時のためにも、余裕を持って履いてください。
裾
男性と女性で適切な裾の長さが変わります。男性の場合は、ハーフクッションと呼ばれる、かるく裾が靴に付くぐらいが理想です。足首と靴の境目を見せないことで足長効果も得られます。女性のパンツスーツの場合は、ヒールを履いているのが前提で裾の長さを決めます。ヒールが半分隠れるぐらいの長さが適切とされていますので、試着の時に普段よく履く靴で裾の調整をすると良いでしょう。
スーツのサイズはどこで合わせる?【スカート】
スカートの場合も、気を付けておきたいポイントが2つあります。それは、ウエスト回りと丈です。
女性らしさを見せたくてジャストサイズのものを着用したくなりますが、ビジネスの場であまりタイトなものは好まれません。長時間のデスクワークでも窮屈にならない程度の少しゆとりのあるサイズを選びましょう。
スカート丈は膝丈か膝が隠れるぐらいの長さが良いとされています。立っている時の見た目で選ぶと、座った時に予想以上に裾が上がってしまうため、特にタイトなスカートの場合は要注意です。
前に買ったスーツと同じサイズなら体に合う?
スーツのブランドは、シーズンごとにデザインの見直しなどが入るのが通例です。以前に購入した同じブランドのスーツが、新しく買う場合も同じサイズで自分にフィットするかは分かりません。オーダースーツであっても、パターンオーダーやイージーオーダーの場合は、数年に一度ですが基本のデザインが見直されることがあります。
前回と同じだと決めつけずに、購入するごとにしっかりサイズ感を確認しましょう。
サイズ感はお直しで解決できると思っていませんか?
スーツはサイズ直しができると思ってしまいがちですが、難しい場合もあります。縫いしろがない部分では長くすることは難しいので、最初に着丈や袖、裾などを決める時は慎重に決めましょう。
また、単に大きい・小さいだけでなく、肩や前面などにシワが出てしまう、襟が首の後ろから離れているといった手直しは、一部分だけではなく全体的な裁縫の調整が必要になるため非常に難しくなります。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
「オーダースーツSADA」は、1923年創業のオーダースーツ専門店です。メンズもレディースもフルオーダーで仕立てられますし、リクルートスーツや冠婚葬祭のフォーマルスーツまで、幅広く受注しています。2022年9月現在、店舗数は全国に50店舗を展開しており、オーダースーツの専門店としては日本最多の店舗数です。
生地の仕入れ・縫製・販売を一貫して自社で行っているため、リーズナブルにフルオーダーのスーツを提供しています。そういった点も多くのユーザーから支持を受けており、仕立てたオーダースーツは累計500万着以上です。プロアスリートや政治家など、多種多様な業種のお客様に合ったスーツを仕立てているため、どんな方でもぴったりのオーダースーツを手に入れられます。
オーダースーツSADAでは、どんな体型にもジャストフィットする正真正銘のフルオーダースーツを、最高のコストパフォーマンスでお仕立ていたします。
来店予約の上ご来店いただいて、オーダースーツの着心地とフィット感をぜひ体感してください。
2ボタン シングルスーツ
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