スラックスに欠かせないセンタープレスとは?パンツによくあるタックとの違いや長持ちさせるコツも詳しく紹介!
K様
2022年3月28日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(996日)
まずはオーダースーツSADAの新横浜プリンスペペ店にお越しいただいたお客様の素敵なオーダーメイドスーツをご紹介します。
この度オーダースーツSADA横浜店をご利用頂きましたK様。誠にありがとうございました。肌の色合いとスーツの色味、サイズ感もバッチリで、格好よくお仕立てさせて頂きました。
スラックスのセンタープレスって何?
センタープレスとは、名前の通りパンツの前身と後身のセンター(中心)に入った折り目のことをいいます。きっちりと着こなすスーツのパンツでよく見かける縦のラインを浮かべると分かりやすいです。しっかりと折り目が入っているため、清潔感があり美しいシルエットを保つ効果が期待できます。一般的に販売されているスーツのスラックスには、センタープレスが施されているのが定番ですが、オーダースーツの場合には洗っても取れないようにするセンタープレス加工なども用意されています。
センタープレスって何で付いているのか
センタープレスはなぜ付いているのか疑問に感じたことはありますか?実はセンタープレスにはしっかりと役割があります。
- ビジネス向けのキリッと引き締める印象を与える
- 縦のラインが強調されて足長効果が期待でき、スタイリッシュに仕上がる
- 生地のボリュームを活かしたり抑えたりする
これらはセンタープレスのメリットともいえるため、素材に関係なくチノパンなどのカジュアルなパンツにも施されていることが増えてきました。後から加工することもできるため、手持ちのパンツに施すことも可能です。
センタープレスが消えてしまう原因
スラックスのセンタープレスは、着用を繰り返しているうちに折れ目が薄れてきてしまいます。なぜ消えてしまうのでしょうか。一番の理由は布自体が持つ吸湿性によるものです。スラックスの素材にもよりますが、優れた吸湿性のある生地が使用されていることが多く、身体から出る汗を吸い取ることで生地が膨張しセンタープレスが薄くなってくるのです。また、日本は高温多湿の国です。普段の生活の中で湿気を吸収していることも原因と考えられます。その他には、着用すればするほど日常動作によって生地が伸び、折り目が戻りにくくなっているのも原因として挙げられます。気に入っているスーツのセンタープレスを長持ちさせたいのであれば、着用後のケアや定期的にクリーニング店でお手入れするなどをするといいでしょう。
センタープレスを長持ちさせたい
スラックスの見た目は周りに与える印象にも影響するため、センタープレスは少しでも長持ちさせたいもの。ここでは長持ちさせるためのコツを紹介します。センタープレスがあるということはスラックスのお手入れができているという印象づけることができるため、ぜひ出来ることからチャレンジしてみましょう。
リントラク加工
専用樹脂を生地の裏側に塗布する加工のことを指し、生地の表面ではなくパンツを裏返しにしてセンタープレスの折り目をプリーツにそって樹脂付けをします。生地を固定する効果があり、折り目の形状を保つことが期待できます。一般的な生地は濡れてしまうと繊維が膨張し、折り目が薄くなってしまいますが、シワがよっても樹脂で固定されている為、乾かせば折り目は元の形に戻ります。折り目の持ちがいいため、センタープレスを長持ちさせたい方や、クリーニングなどのアフターケアが苦手な方にはお手入れ回数が少なくても大丈夫なように加工を施すことが一番簡単なのでオススメです。
適度に休ませる
センタープレスに限らず、ジャケットを含めスーツを傷めないためにも、着用してから3日程度は休ませることをオススメします。時間を置くことで、余計な水分を抜くことができたり、スーツ自体の修復力により正しい形に戻すことができます。日頃から、スラックスを着回しする習慣をつけましょう。また、衣類用ブラシを使って小まめに生地表面のゴミを落とすことも習慣づけるといいでしょう。ブラシをしてから陰干しすることで、生地が傷みづらく、センタープレスを長持ちさせることができます。
またスラックス用ハンガーを使用することも、センタープレスを長持ちさせることに繋がります。ハンガーに掛けるときはセンタープレスで綺麗に折ってから掛けるようにしましょう。
日常動作にも配慮を
スラックスのセンタープレスは、日常動作による負担で生地が伸びるため、日頃から長持ちさせるために配慮するのも効果的です。腰掛ける動作や階段を登り降りする動作は生地に負担をかけるため、できるだけ避けたり、不自然にならない程度に膝上の生地をつまんで持ち上げてから膝を曲げると、生地への負担軽減できるので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
タックとは違うの?
よく耳にするタック。センタープレスとの違いが気になる方も多いかと思います。ここでは違いを紹介します。
タックとは
タックとは、パンツの前身にある重ね合わせられたヒダの部分のことを言います。タックの種類は様々ですが、ワンタックと呼ばれる一本、もしくはツータックと呼ばれる二本タックが入ってるケースが多いです。タックの魅力は、ウエスト部分を細く見せ、スタイルをよく見せる点です。また、タックが増えるほど、裾幅が広くなるため、窮屈なく動けるのも魅力といえます。程よいゆとりがあることにより、下半身を綺麗に見せ、上品でオシャレに着こなせるため、バランスよくパンツを履きたい方にはオススメです。
センタープレスとの違い①構造の違い
スタイルをよく見せるメリットは、タックもセンタープレスも同じですが、センタープレスはタックと違い、アイロンでつけられるものになります。そのため、洗濯をしたり水を吸収すると、生地が膨張し折り目が薄くなるので注意しましょう。
センタープレスとの違い②施されている箇所が違う
センタープレスパンツは、一本のまっすぐとした折り目が裾まであります。タックパンツは、ウエストの下の部分の縫い合わせた部分のみに
折り目が入ったものになるため、施されている箇所が異なっているのが分かります。
センタープレスとの違い③与える印象の違い
センタープレスパンツは、中央の縦ラインがきちんと感を出し、上品でスタイリッシュな印象を与えます。それに対して、タックパンツは折り目が入ることにより、カジュアルで柔らかい印象に仕上がります。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、今回紹介したスラックスのセンタープリーツをはじめ、自分の求めるスーツスタイルのイメージをお話頂ければ、様々な提案を行い、お気に入りの一着を作るお手伝いを致します。柄やカラーだけでなく機能性の高い生地も用意しており、自分好みのオーダースーツを仕立てることができます。また、オーダースーツのため、コーディネートの相談やコンプレックスのカバーの方法など、どんなお悩みも解決致します。スーツを長く大切に着たい方は、ぜひ「オーダースーツSADA」を利用してみてはいかがでしょうか。
この度はオーダースーツSADA横浜店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。
サイズ感もバッチリで、格好よくお仕立てさせて頂きました。
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